コリンデールにある大英図書館にリサーチの仕事で行ってきました。
キングスクロスにある本館とは違い、こっちは新聞だけに特化したライブラリーで、タイムズやガーディアンといった全国紙から大衆紙のサンや地方紙まですべて保管しています。その資料の数はおよそ97万部! 現存している一番古い新聞で1801年から。マイクロフィルムでは1750年ぐらいから記録を保存。ちなみにその頃の日本はもちろん江戸時代で、新聞がまだ紙媒体ではなく瓦版といった木製の版画が使われていたみたいなので、その資料の歴史の古さが伺えます。
館内にあるデジタルアーカイブのほとんどが1990年代以降で、探していた記事が1950年代の為、マイクロフィルムの手作業で
思わぬ大苦戦を強いられることに、、、ネットで簡単にデータが検索できると思っていたのに、、、
いろいろ読んでいると、当時の文化を象徴するニュースや広告が出てきたので、すこし寄り道してみました。
意外と日本のニュースが現在よりも多く掲載されていました。(ほぼ連日)時代背景を考慮すると当然そうなのかもしれないけど、、、
マッカーサー曰く『日本はアメリカとその同盟諸国の主要な兵器庫の一つなれる』らしいです。当時の日本への世論が垣間見れます。
サンフランシスコ平和条約(写真上)。ここから後の日米安保条約につながり、現在の"日米関係"に、、今回は黒澤明が羅生門でベネチア映画祭の金獅子賞を受賞(1951年9月10日)したことについてリサーチしていたのですが、同時期に日本が大激動していたこともあり、結局、氏の受賞についてのレビューはどの新聞でもほとんど見当たりませんでした(わずかながらガーディアンで掲載)。残念だったけど、戦後6年目のあの時代に日本人初のグランプリを獲得し、世界の舞台へ颯爽と登場した黒澤明と国際社会へ復帰する兆しをなんとか見せ始めた日本が、偶然か必然的なのか不思議とリンクしていて、とても興味深かったです。















